先週に続き大失敗の巻・・・・と言うかひとつ間違えば、命を落とすの巻
さて、開通式も終わり、佐多岬詣すませ、大泊で友達と別れ、満タンに給油して、打詰林道に向かいました。
途中、さたでいランドの横を通ったので、寄ることにしました。
最近、館長さんとFBで友達になったので、あいさつがてら寄ってみました。
あいにく館長さんは不在でしたが、従業員の方に会うことが出来ました。
うだうだしていると、佐多岬であった垂水のライダーもやってきて、ひとしきり、自然絶賛トークを展開・・・・話が尽きそうもないので一足先に、失礼しました。

ゴーカートもあるそうです。

ここから見る夕陽は最高だそうです。
今度は、彼女と肩寄せ合って見たいですね(妄想・・・・)
ロマンテック過ぎます。私には縁の無い夢の世界ですね。
さたでいランド詳しいことは
http://www.minamiosumi.com/stay/cat59/000064.html
そんな妄想はさておき、あまりうだうだしすぎたので、時間がなくなり、ぶっ飛ばし、佐多辺塚へ・・・
ここには、こんなものもありました。
自衛隊の射撃場・・・・何を撃つの?

それにしても、このあたりは秘境だ。民家も少ないし・・・急に病気や怪我したらどうするんだろ?と要らぬ心配をしてしまいました。
そうこうしてうちに打詰林道到着・・・今回で2日目であるが、前回の記憶は0に等しい。
久々の林道にユキちゃんもやる気満々!

快調な走り・・・・おっと!クリ坊!生まれて間がないのか、林道を右往左往・・・こんな時は要注意・・・絶対に母親が近くにいる。パスするに限る。
1キロほど、走る・・・「ああ~~~~!またもやがけ崩れ~~」
一応、降りて調べる・・・「う~~ん」・・・「左谷側が通れそう~~」・・・「でも、落ちたら引き上げられない」・・・・「一人なのでリスクはおえない。」・・・・「引き返そう」
前回の大中尾林道といいついてないな~と思いつつ潔く撤退!

元来た道を引き返し、次なる目的地・・・大鹿倉林道に向かうことしました。
昼をはるかに回っていたので、照葉樹の森で昼食をすることに・・・・館長の山口さんにあいさつをして、庭のテーブルで、国王手作りのおにぎりをほうばる。

ホームページは
http://www.omega.ne.jp/shouyouju/
時間が押しているので昼食もそこそこに、大鹿倉林道へ

森林伐採をしているため、道路は整備されて走りやすいが、その分対向車には気をつけて走らなければならなかった。
ダートと舗装が半分半部で、林道として走るには物足りなかった。
走ること20分、木場岳登山口に到着

早速、準備をして、登山開始・・・・今回は標高891m・・・所要時間60分と言うことで、舐めまくって、ジョキングシューズにしました。
この舐めた行動が大変なことを引き起こす結果となった訳です。

木場岳はあまり人が登ってないようで、踏み跡も少ない。
もちろん、登山者など会うすべもない。
周りは照葉樹ばかりで、自然を楽しむと言うのは、最高ではあるが、眺望が全くなく、楽しみはない。

時々、谷を渡るが、水のきれいさは天下逸品である・・・飲むと確かに美味しい

不気味にも思える静寂と、もののけ風な森である。

殆ど、天然の道ではあるが、数か所木の階段がある。

こんなところだけど、携帯は使えるのは、心強い!

誰が掘ったか、道端に大きな穴が・・・珍しい植物を採取したのだろ~が、ちゃんと埋めてもらあないと、危ない。

50分で登頂・・・・ここも全く何も見えない。自然林と言え、せめて山頂だけは木を切って、眺望を良くしてほしい。

てな訳で、決して快適では登山と思い下りはじめる。悲劇はここから始まった。
道らしき道は、はっきりしないので、赤や白の目印を頼りに下らなくてはならない。
時々、コースを外れそうになりながら、この赤い目印を頼りに下っていく。
登山口まで15分の標識を見た後、悲劇は起こった。

すぐ近くから、猪が・・・・「ブギッ~~!ブウブウ~」を言いながら叫び逃げていった。
しばらくすると、今度はタヌキが「キギャ~ッ!」言いながら、逃げていった。
その上、足もとからキジが「バタバタ」・・・飛び立った。
「俺は桃太郎か?カチカチ山か?・・・」叫んでしまった。
2匹と1羽に少し動揺させらせた。
来る時に渡ったと思われる谷をひょいと渡ると・・・・左足が泥の中へ「ヅブヅブ~~」・・・「あっちゃ~~~」
またまた、動揺!
「やっぱジョキングシューズは駄目だ~」反省しながら、目線を上げると目印の赤いテープが見当たらない。
「あわわ・・・・・道に迷った!」
そこらを見渡すと・・・はるか先に赤いテープ・・・・「おお~~助かった!」
赤いテープめがけて歩きはじめる。
間違っているとは、全く考えなかった。何故なら赤いテープがあったし、踏み跡もしっかりついていたから・・・・
それが、とんでもない方向に導かれているとは、夢にも思わなかった。
間違えたと気がついたのは、数百m歩いたあたりで、滝の上を丸太の橋を通った時だった。
(赤いテープは伐採の木につけていたためのもので、登山用ではなかったのだ。)
立ち止まって、引き返そうか考えたが、かなり歩いていたし、先の踏み跡もしっかりついているので、このまま進めば、必ず林道に出るだろ~思いどんどん進む。
(踏み跡は、伐採用つかったもの・・・登山道ではなかった)
鉄則通り・・・谷には降りず尾根を巻くように進むと、下に林道が見えてきた。
ほっとするものの・・慎重に降りていくと、ワンちゃんが、出迎えてくれた。
ワンちゃんの歩く方向に進むと、湧水をくんでいるおじさんに・・・・
「こんにちは!降り口を間違えたみたいなんです。登山口はどっちでしょうか?」
「ええ~~と!大きな看板のあるところ?」
「はい」
「じゃ~こっちの方だよ」
「どれくらいの距離ですか?1キロ?2キロ?」
「わからないけど、登山しているんだろから、歩いてもすぐだよ」
「ありがとうございました」
言われた方向に歩きはじめる。
10分歩いても、まだ見つからない。
「おっさん!うそついた?」・・・・不安になり走りだしたくなる気持ちを抑えてさらに、10分・・・
やっと<県道まで2000m・・・登山口まで1000m>ほっとするものの、まだ1キロあるんかいな・・・とほほ・・・
何度も何度もコーナーを曲がるたびに、バイクが見えるばず・・・見えるはず・・・思いながらグチョグチョシューズで歩く。
さらに15分やっと、KDXのユキちゃんのいる登山口にたどりつく。
ひと山反対側に降りてしまっていたのだった。
それにしても・・・・・「おじさんは正しかった。疑ってごめんさい!ありがとうございました」
もうへとへと・・・忘れていた水分を一気に獲り、その場に座りこんでしまった。
「あ~~あ!やっちまった!」
一歩間違えば、遭難、ひっとしたら転落・・・・あの世行きだったかもしれない。
間違った自分、引き返さなかった自分・・・・落ち込んでしまった。
一人で行く危険さをつくづく知らされた。
どんな小さな山でも舐めたらあかん!・・・・装備はちゃんとしていかないといけない。
ベテラン面していても、慎重に行動しないといけないこと。
迷ったら、すぐ引き返す勇気を持つこと
などなど、帰る間・・・反省の念が頭の中をぐるぐる回った。
本当に、1歩間違えたら・・・大変なことになっていました・・・・・反省!